ルノートゥインゴ・ゴルディーニRS 主要諸元

納車からまだ2日だけど、トゥインゴ・ゴルディーニRSは予想以上に楽しいクルマだった。

今日は年末で混む都市部を走りながら、日常使いのクルマとしての使い勝手をテストすることができた。

このクルマの魅力は5ナンバー枠のコンパクトなボディに1.6LのNAエンジン(昔風にいうとテンロク)、そしてルノー・スポールがチューニングした足回りにある。

いわゆるホットハッチとよばれる(昔の日本車はこのカテゴリーがほんと充実していた)クルマで今日はそのスペックをちょっと掘り下げてみたい。

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今回日本を代表するホットハッチSUZUKI SWIFTスポーツ、そして欧州を代表してVW LUPO GTIという2台のテンロクと比較してみた。

こうしてみるとTWINGO RSとSWIFTスポーツはサイズ、そしてエンジンのスペックとも非常に似かよっているのがわかる。

自動車評論家の間ではSWIFTスポーツは非常に評価が高いクルマだが、あとはシフトまわりのフィーリングとかデザイン、クルマの仕立てなどがどのくらいちがうのか一度機会があれば乗り比べてみたいところだ。

そしてもうひとつLUPO GTI。こちらは一回り小さなボディだが、ワンメイクレース用のガチガチのモデルだが、ホールベースなどのディメンション、エンジンのイメージは非常に近いようだ。

ざっくりとしたデーターだけど、この3台から伝わる印象として小さくて、キビキビ走るクルマというのが共通しそうだ。

さてボクのトゥインゴ・ゴルディーニRSについて少し掘り下げて見たいと思う。

エンジンはカングーや先代ルーテーシアにも積まれているルノーの定番エンジン「K4M」をルノー・スポールがチューニングしたもの。

その内容は、可変インテークに吸気バルブのリフトを通常の9mmから11mmに、ピストンはメガーヌと同様のグラファイトコーティングを行っている。

そして専用のエアクリーナーBOXと4 in 1の等長タコ足で、ヘッド周りと吸排気の変更で最高出力134馬力/6,750、最大トルク16.3kgm/4,400を発揮している。

さてこのエンジンだが街なかでも非常に乗りやすい。それはエンジン特性と5速MTのギア比が非常にマッチしているからだと思う。

ボクはアルピナロードスターSの(というよりBMWのMT全般だが)ギア比がどうも日本の道路事情に合っていないと感じている。

具体的には低すぎる2速と3速の間が少し開きすぎている。

その違和感がトゥインゴRSには全くない。

またロングストロークのこのエンジンは回転上昇はとにかく回転落ちがやや緩やかだ。

アルピナロードスターSの3.4Lエンジンは回転の落ちもはやいので、正確に回転数を合わせて運転しないとややギクシャクすることがある。

そういった意味で街なかのストップアンドゴーや頻繁なギアチェンジを強いられる場面でも、チューニングエンジンながらトゥインゴRSはかなり乗りやすかった。

今のところ期待通りの印象である。

もう少し走りこんで、つぎはサスペンションとブレーキについてまとめてみたいと思う。

 

 


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