ラボテクニカルサービスに行ってきました

ポルシェ964カレラ4カブリオレでお世話になっていたラボテクニカルサービスに久しぶりに行ってきました。

友人でボクスター乗りのGONさんが本腰をいれてメンテをしたいというので、ポルシェのメンテでお世話になっていた西神戸のラボテクニカルサービスさんを紹介しました。

昨日は1月17日、そう20年前に阪神大震災が起こり我が家も西宮市で被災しました。

当時の家は半壊で震災後3ヶ月近くガスも来ない状況の中、勤務先の後輩と一緒にカセットコンロでお湯を沸かして過ごしたのを思い出します。

その時ちょうど家内のお腹に入っていた次男坊も8月に生まれて今年で20才になります。

神戸の街は見かけ上は20年前の震災の面影はほとんど目にするこはありません。

ボクもふだんはその時のことを思い出すこともなくなりましたが、この日は身近でなくなった人の顔を思い出しながら黙祷を捧げることを忘れません。

ある本で読んだのですが「人は悲しい記憶を忘れるようにできているのだ」と、だからボクはふだんは自分たちの生活を大切にして、一年に一度だけ震災の日を思い出して前に進めばいいのだと思ってます。

さて、そんな震災の日の朝早くにGONさんがボクスターで我が家に迎えにきてくれました。

神戸西区のラボテクニカルサービスさんまではボクが運転し、タイヤ交換でリフレッシュした乗り味とあらためてボクスターのメンテナンス箇所をボクなりにGONさんに伝えました。

距離にして40㌔あまり、すべて高速道路でしたがいろんな速度域で交換したばかりのタイヤのバランスやエンジン、そして足回りの状況を試しました。

ラボさんにつくとこのお店のオーナー兼メカニック(お一人でやってます)のIさんがいつものナイススマイルでお出迎え。

Iさんは空冷時代からポルシェディーラーでメカニックをされていましたが、ポルシェセンターになるとき店舗のCIでかなりの投資をしなければならなくなってそのディーラーがポルシェの看板をおろしたために独立されたようです。

ラボテクニカルサービス

964のミッションオーバーホールの見積もりをもらいながらそのままにしておいたことの非礼をお詫びして、アルピナロードスターSに乗り換えた経緯などを話しました。

そうしたらIさんからSIROさん陸事で見かけたんですよと意外なお言葉。

去年の1月に東京から自走してきたロードスターSを自分で名義変更を市に行ったときにみかけたとのことでした。びっくりです。

そんなわけでGONさんをIさんにご紹介して、いろいろとボクスターの現状を二人で話してましたが、ボクが店番してますから一周回ってきてくださいといったので二人でお出かけです。

IMG_6004

ピットには996ターボと993カレラSが、そして外には968のFRポルシェと986のボクスターSと相変わらずポルシェに囲まれてます。

中でもリフトにあった993カレラSは素晴らしいコンディション。

距離も3万㌔で外装はまったくもって新車同様の輝きです。

あとでIさんと話したら、なくなったお父さんが乗っていたクルマを片身替りに息子さんがこのクルマを引き継いだとのこと。

Iさんは絶対に手放したらダメだよといいながら、このクルマのメンテを引き受けているとのことでした。

正直ポルシェに乗ったことがない人が空冷ポルシェを維持することはそう簡単なことではないけど、Iさんのような人がついていてくれたら息子さんも父から引き継いだ空冷ポルシェをきっと大切に持ち続けることができるだろうと思った。

そして30分ほどのテストドライブ(寒い中けっこうまったな)を終えて二人が帰ってきました。

GONさんは細かい気になる点もすべて明確な回答をもらえたようで(詳しくはGONさんのブログを参照ください)、すごくスッキリした表情です。

見積の打ち合わせを終えて、今度はGONさんの運転で帰路につきましたが、これからはボルシェをメンテしながら所有する楽しみができたと言ってくれました。

京都に住む彼からすると西神戸のラボさんまでは往復150kmほどあるようです。

もちろん京都市内にはポルシェセンターもあるし、近くにもポルシェのメンテナンスをするショップもあるでしょう(意外と京都は少ないですが)がここまで通うことを決めたようです。

いいメカニックは人間にとってのお医者さんみたいなものかなとボクは思います。

人は病気にかかった時軽い風邪くらいなら近くの病院で済ますことも多いですが、いざ精密検査や専門的な外来がひつような時は遠くの病院に行くこともあるかもしれません。

実際日本各地から患者の通う名医もいます。

そんな意味でもクルマ好きにとって、いいメカニックや信頼できるショップとの出会いはとても大切だと考えます。

そしてちょっと古い外車を乗るにはラボさんのような名医がいると安心してカーライフを送ることができるなと、あらためて思った次第です。

PS.お一人でやってるので不在もありますからアポを入れてからの訪問がオススメです。

 

 

 


7 コメント
  1. 2015年1月18日
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