3泊4日の南大東島への旅もいよいよ終わりをむかえる。
朝一番でレンタルバイクを返却し、出港までどうしようかと考えていた時、朝食で一緒になったご夫婦に星野洞へ行きませんか?とお誘いを受けた。
いろいろとお話をしてると、なんとお隣の芦屋から来ているとのこと。あまりの偶然に旅の神様のちょっとした気まぐれに感謝。
星野洞は南大東島で一番の観光スポットだが、昨日は団体さん(沖縄県のツーリストビューローのご一行)が来ていて入ることができなかった。
星野洞はとても保存状態の良い鍾乳洞で、規模もかなり大きい。
映画15の春では、中学の卒業式で島を離れて本島の高校に行く子どもたちが泡盛をこの鍾乳洞の中におさめに行くシーンがある。
二十歳になった時に、鍾乳洞の中で熟成がすすんだ泡盛を飲むらしい。
星野洞見学も1時間ほどで終わり、海に行きましょうということになりレンタサイクルを借りて海軍棒とは逆の塩屋海岸まで。
天然のプールには時々大波が押し寄せ、大げさじゃなく外海のさらわれそうになる。
海も空も本当に青かった。
そして偶然レンタルバイクを借りたお店の人達(家族と従業員さん)でバーベキューをしていて、思いがけずごちそうになった。
ボクはこの島に来た前の日に誕生日だつたんだけど、お店の子が免許書のコピーを取りながら「おめでとうございます」って言ってくれたのがうれしかったっけ。
釣れたばかりの魚をさばいてくれ、沖縄そばの焼きそば、そして南大東島の海水で少し浸けただけのキャベツが最高に美味しかった。
自転車はあとで運んであげるから車で送ってあげるよと、本当にあたたかなオモテナシ。ありがとう〜
さていよいよ島ともお別れである。行きと同様にクレーンで釣り上げられての乗船。
南大東島がだんだん小さくなっていく。
きっと台風のニュースでこの島の名前を聞くたび、ボクは今回の短い滞在のことを思い出すんだろうな。
今日も雲がかかって残念ながらサンセットはキレイにおがめなかったが、船のデッキで夕日が沈むのをずっと見ていた。
iPhoneのタイムラプスで動画も撮影しておいた。
そのまま空が暗くなり星空が見え始めた。
このあと空には天の川が広がっていた。
翌朝6時に那覇に付き、12時の飛行機で沖縄を飛び立った。島を出て家につくまで20時間と地球の反対側にいけそうな時間をかけて旅した。
帰りの阪急電車の中吊りで偶然にもこんな言葉を見つける。
「遠くにいくことはある種の魔法で、戻ってきたときには全てが変わっている。」
魔法のせいかもしれないけど、モヤモヤしていた頭の中がスッキリし、出発前に悩まされていた目眩と頭痛がよくなっているのに気づいた。
そして、失ってしまったものもあることに。。。
51才の誕生日の小旅行は、いろんな意味で自分自身を見つめなおす素敵な休息だった。
完
こんばんは~。
すり減ることの多い毎日で、4日間の旅行は充填の日々だったようでよかったですね。
それにしても、島国日本、行ってないところのなんて多いことと思います(笑)
行かないと・・・(笑)
こんばんは〜 いいところでした。
実は学生時代に父島にも行ったことがあったり、島好きでもあります(笑
年間観光客3000人、日本でも有数の秘境かもしれません。
4日が1週間位に感じる旅でした。ツアー組む?
こんにちは~
大変、良い旅をされたようですね。
時には、クルマ、仕事、家族、都会の喧騒、といった日常のあらゆるものから離れての一人旅も良いものだなぁ、と感じたものでした。
素敵な旅行記をありがとうございました。
こんにちは!
これだけネットやメディアが発達していると、どうやらリアルな旅をしなくても行った気になるようなことがありますが、感動は伝わってきません。
空も海もキレイを通り越して感動的でした。
あと、ネット断ちができたのもボクのような人間にとっては貴重でした。
またいつかゆっくり行ってみたいですね。