納車時に未交換だったクリゴルのミッションオイルの交換をしました。
交換はいつもお世話になっているfifty-goさんにて、これまたアルピナロードスターSからお気に入りのNUTECのギアオイルを入れました。
銘柄はNUTEC NC-70 75w90。FFはデフオイルを兼ねてるので20000km位が目安で、冬場に入りギアの入りも渋くなるのでちょうどいいタイミング(オドメーターは19845km)です。
リフトアップしてもらって、メカのNさんと一緒に下回りをチェックしました。
初めてクリゴルの下をみましたが、ヒットした形跡もなくキレイなものでした。それとかなりしっかり作りこんであって、いいほうに驚きでした。
オイル交換そのものは大した作業ではありませんが、経験豊かなメカさんと話ながらクルマのことを確認できるのは、ボクにとってとても大切です。
今回MTオイルの差し込み口がかなり奥にあったので「タイヤ外しちゃいましょう」となり、足回りもしっかりと見れました。
クリゴル(ルーテシア3RS)はフロントブレーキがブレンボの4ポットのモノキャリバー、ローターもブレンボ製で、パッドがフェロードのセミレーシングという豪華仕様というのは知っていましたが、Nさんから「このクルマ、ブレンボに合わせてきっちり足回り作ってるね」と解説してもらいました。
キャリパーはノーマルのルーテシアRSも同じブレンボ製モノブロックキャリパーですが、クリゴルは”シャシー・カップ”なので赤く塗装されています。
具体的にはDASS(ダブル・アクスルス・ストラット・システム)のナックルに、直接キャリバーがついています(リジッド)。
通常はブラケットでキャリパーを固定しているようで、合わせではないモノブロックのキャリバーと合わせて非常に剛性が高い作りとのことでした(ポルシェと同じパターン)。
ネットで調べて「フロント周り(サスペンション、ダブルアクスルス・ストラット、ローター、キャリパーなど)はイタリアのブレンボで組み立てられ、ディエップのルノーに送られる。」とありましたが、こういうことだったんですね。
これもネットでの情報ですが、ある外誌の制動テストで、0-100-0km/hを10回繰り返し、10回目の100-0km/hの制動距離を測るというテストでは、35mで停止でケイマンと同じ制動距離だったとのことです。
実際このクルマのシャーシ性能はすごく高くて、通常のBMWはもちろん、アルピナロードスターSよりブレーキ性能は確実に上です。
さて、MTオイル交換をしての印象ですが、明らかに1速の入りがよくなりました。エステルですのでもう少し馴染んでくるとさらにフィーリングがよくなると思います。
ちょっとした事ですが、MT車にのるということはシフトフィールの改善という楽しみもありますね。
5000kmを超えたので、次はエンジンオイルを交換です。
オマケ
いつもながらいいクルマが入庫していますが、この日は964ターボの2桁ナンバーの走行距離7000kmというのが車検入庫していました。
もちろん正規のミツワもので、ワンオーナーとのことです。
オイル漏れもなく素晴らしいンディションでした。
もう一台は991のGT3。
白は初めて見ましたが、センターロックのブラックのホイールでカッコ良かったです〜