A610から途絶えていたAlpineがいよいよ復活します。
先日ブログで書いたように2月16日にAlpine Visionという実質A120の限りなく市販モデルに近いコンセプトを発表しました。
名車A110のデザインコンセプトをかなり意識したスタイルですが、A110がリアエンジンに対してVisonはミッドシップとなるようですね。
水冷エンジンをリアに押し込めるには911がそうであったようにかなりデザイン面でデカ尻になりますので、走行性能だけでなくいろんな視点からミッドシップに落ち着いたのでしょう。
AlineのDNAとして重いクルマは作らないと言っているように車重は1.1tほどで、エンジンはルーテシアRSの1.6Lというのがおおかたの予想ですが、発売までにはまだ時間があるので煮詰めていくのでしょうね。
こうしてみるとボンネットのデザインはA110のディテイルをかなり取り入れているように思います。
一包リアはライトがなんだかAUDIか991みたいな感じですが、CピラーとリアウインドウがA110の雰囲気を残しています。
さてさてフランス車なんて興味がなかった人にも話題となりそうなAlpineの復活ですが、Alpine A110については知ってるようで知らない人も多いのではないでしょうか?
A110は1963年にA108の後継として生まれて、1977年に生産が終了しました。
その間14年、途中には1973年に後継のA310がデビューしましたが、その後も人気があり平行して生産されました。
14年間外観は殆ど変わりませんでしたが、その間エンジンは数回にわたり変更されています。
1964年には1108ccでスタートしその後1966年に1300ゴルディーニエンジン搭載、1968年に1600ccエンジンが追加になりました。
その間のバリエーションもかなりあり、わかりやすい911のバリエーションとちがって、Alpine A110と言っても普通のひとには年式も含めて全くわからないクルマです。
一番売れた(台数の多い)のが1968年の1300VC、リアサスがA310に変更されたのが1973年の1600SCとういのがAlpineのヒストリーでの抑えどころです。
まあそんなことを知らなくても、Alpine A110を見たことはなくてもなかなかいい感じですね。
ちなみに欧州でのリリースは2017年とのことですので、日本に入ってくるのは2018年ころかもしれませんのでまだしばらく待たなければならないようです。
また今後AlpineはSUVやセダンも出すようなことをコメントしていますので、派生モデルも今後続きそうです。
すでに欧州のサイトではこんなオープンモデルも紹介されています。
イメージVIDEOもさすがのおフランス感じです〜