報道制限の試乗記

話題のホットなハッチに試乗するチャンスにめぐまれた。

桜にはまだ早く、午後から天気が崩れるという日曜日、朝からいつものコースを10km走って遅めの朝ごはんを食べ終える頃iPhoneに見慣れない着信がありました。

発信者は先週ブラっとたちよったある外車ディーラーの担当者から。

そのお店(正確にはそのメーカー)には6年ほど前に一度立ち寄ったきり一度も行っていませんでしたが、最近予約が始まった左MTのホットハッチが気になったからでした。

予想通り広報車以外はまだなく、その営業マンももちろん乗ったことはなく頂いたカタログ以上の情報はありませんでした。

それが今日一日限りですが、神戸西に実車が来ていると言う連絡でした。

グレードは下のほうですが、試乗可ということで阪神高速を西へむけてクリゴルでひとっ走りしてきました。

但し、写真はダメ(ひょっとしたらブログも?)ということで、以下あくまでも脳内試乗記です。

阪神高速は珍しく三宮までの渋滞もなく、30分ほどで西神戸のお店に到着。

事前に東神戸の担当者から連絡が行っていたので、クリゴルを駐車すると店内に入ることもなくすぐに試乗スタートとなりました。

外観は極めて地味で、リアのディフューザーの両端からマフラーが出ていることと、18インチのホイールを履いていることくらいの控えめな変更です。

ドアを開けて運転席に座ると、異常に小さなステアリングホイールがかなり低めに有るのが印象的です。これってどこかで見たこと有るなと思ったら、先日乗った新型プリウスとおなじようなあつらえです。

シートは上級版のバケットタイプではありませんでしたが、すわり心地は素晴らしく左ハンドルのためシートポジションの違和感も全くなくばっちりのポジションが決まりました。

革シートのクリゴルよりはるかにソフトなすわり心地で、やっぱりレザーよりこういった柔らかい素材のほうがいいなと、あらためてボクの好みが変わっていることを感じました。

そんなわけでサクッとシートとミラーを合わせてスタートです。

MTなのでまずはクラッチとシフトフィールですが、ハイパワーなスペシャルモデルにもかかわらず、拍子抜けするくらい軽いクラッチです。

そしてシフトですが、ストロークも長くて決してスポーティーな雰囲気ではなく、これまたスパルタンな印象は皆無です。

これは以前AUDI S1に乗った時と同じように感じたのですが、最新のMT車の傾向なのでしょうね。

さてオドメーターはわずか200kmというバリバリのおろしたてですが、郊外の結構アップダウのある幹線道路を基本4000回転くらいまでの範囲で比較的自由に走ってみました。

エンジンは1.6Lのダウンサイジングターボですが、カタログデータの馬力、トルクから想像できるように高めのギアでも力不足は皆無です。

ただ、ボクはアイドリング付近でクラッチミートをするのですが、さすがにそのレベルはちょっとしんどい感じで、1200回転くらいにあげて気楽にスタートするほうが良さそうです。

次にハンドリングですが、ステアリングはこれまた今どきのEPSで極めて軽くて、これまたスパルタンな印象は皆無で、途中Sポーツモードに変えてくれましたがそれでもまだまだ十分軽くて、これまたAUDIのS1と印象が重なります。

ただここから先の印象はAUDI S1よりはるかに良い印象でした。

それは足回りとブレーキ。

サスペンションはロール量は少ないものの、乗り味は極めて快適です。200kmほどですので、慣らしの段階にもかかわらずフリクションなくとてもよく動きます。おそらくボディの剛性もかなり上がっているのだと推測します。

しかもこのすばらしい足回りを電子制御の可変サス等を使わずチューニングで仕上げています。

さすがスポールですね。

次にブレーキですが、上級バージョンのブレンボに対して、外見も地味なキャリバーでかなり地味(笑)。ただしアルピナもそうであったように基準車とは明らかに違う味付けなのでしょう。とてもいいタッチで、制動力も高くて好みのフィーリングでした。

個人的にはエンジンにはたいして感動をしませんでしたが、足回りはびっくりするくらい素晴らしい出来というのが今回の短い試乗での印象です。

現時点ではAUDI S1よりこちらのほうが足回りは圧倒的にはいいと感じました。

あと話題の?反時計回りのタコメーターはやっぱり違和感がありです(笑)

左MTという今ではほとんど絶望的な選択肢(一般には右MTのほうがニーズは上だと思いますが)ですが、ボクにとってはドンピシャの一台。

クリゴルに出会っていなかったら、間違いなくかなりひかれる一台だと思います。

また気になる価格GOLF GTIのMTより少し安く(上級版はすこし高い)現実的で、かなり魅力的です。

 

 

 


コメントを残す