森野恭行さんの訃報とクルマのついて思うこと

自動車評論家の森野恭行さんの事故死の報道をきいて驚きました。

 4月11日午後2時55分頃、自動車評論家でカーオブザイヤーの選考委員も務めた、森野恭行さん(53)が神奈川県小田原市石橋の有料道路「マツダターンパイク箱根」でポルシェ911 GT3に試乗中、左カーブで左側のガードレールに衝突後、反対車線側の樹木に衝突し、心肺停止状態で病院へ搬送。その後、搬送先の病院で死亡が確認される事故が発生しました。

事故当時、現場で目撃した方の話では、森野さんが運転するポルシェはかなりのスピードが出ていたとのことで、小田原署が事故原因を調べています。

 

“自動車評論家” “ポルシェ” “事故” “箱根ターンパイク” マスコミがとてもよろこびそうな言葉が並んでいます。

事故の詳細はまだ何も明らかになっていないけれど、ネットでいろいろと調べていると、ほとんどが否定的で、かつ自動車やスポーツカーに対しても好意的でないことが伝わってきて、個人的にはクルマ好きと世の中のズレを感じています。

森野さんは年齢もほぼ同じ(同級生か1つ違い)で、ボクが964に乗っていた時に買っていた雑誌の中のインタビューから(なぜか捨てずにとってある)、とても好意的な印象を持っていました。

もちろんお会いしたこともありませんし、ボクが目にした彼のレビューからのイメージですが。

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彼はルビーストーンレッドのポルシェ964 カレラ2を新車で買って、20年以上大切に乗り続けているポルシェ好きです。

今回かなりスピードが出ていたとの書き込みや、セーフティーデバイスを解除していたなどの憶測などの書き込みがありますが、森野さんは空冷時代から911を乗りこんでいて、RRの怖さや対処なども熟知していたと個人的には思います。

そして乗っていたのが997GT3ということですが、アンチスピンデバイスのない964に乗っていればおそらく現代のポルシェは楽勝のはずで(これは完全に個人的な意見ですが)、もちろんそれ以前にかなりスピードが出ていたことは弁解の余地もありませんが、クルマ好きが楽しむ事ができるように事故の真相を知りたいというのが今の気持ちです。

さて、今回の事故の前から、個人的にどうやら車というものがボクが思うよりも一般的にはかなり自動車が必要ではないというふうに感じていました。

先日見たアンケート記事では、若者の半数以上(たしか57%)が車を持ちたくないというショッキングな結果でした。

多くは経済的な視点ですが、クルマ以上に情熱を注ぐものがもっとあるということです。

ボクは地方都市で育ったので、車はなくてはならないものだったし、18才になったらできるだけ早く免許を取って(実際高校を出て最初の夏休み取りました)、女の子をのせてドライブに行くというのが憧れでした(苦笑)。

まあ環境にもよると思いますが、少子化で人口が減少していく中で、更にその主要な顧客である若者の半数以上がクルマがいらないというのですから、クルマは売れなくなるし、原油も下がり続けるのは必然です。

そして今回のポルシェで事故死というのに対しての冷ややかな反応。

普通に考えたら、2000万とかのクルマは全くもって現実的でないでしょうし、個人的にも今のクルマは高くなりすぎたと感じています。

クルマのSNSや自動車評論家のブログなどをみていると感覚が麻痺してきますが、色んな意味で普通の人の感覚ではないのはまちがいなさそうです。

ほかにも、ボク自身ほとんど買わなくなった自動車雑誌は、半分以上は広告と時計やらファッションの雑誌になってしまって、自動車評論家という職業もメーカーの広告宣伝の代理店みたいな人が多いし。。

そしてどこに向かってクルマを作っているのか。。。

これ以上書くと毒づいてしそうなのでやめますが、今回の事故で自動車評論家という人たちも試乗に対しての安全の確保と、そして何よりいい評論をして、本当に魅力的なクルマが生まれるように努めていただきたいと思います。

最後に森野さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 


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