熊野からの帰り、熊野大社をお参りしました。
前日のお酒と眠さでボーっとするなか、朝6時ちょうどにホテルを出発。
今日は紀伊半島を縦断するもうひとつの道、R168を北上して帰るプランにしました。
R42からR311経由で熊野本宮大社に立ち寄り、日本で一番大きな村、十津川村を抜けるルートです。
熊野灘はちょうど日の出のタイミングで、風もなく海も穏やかで素敵な朝日です。早起きは得です〜
R311は、地元の方が「高速みたいなもんやからね〜」というくらい信号もなく気持のいい快走路です。
早朝なのでほとんどクルマに合うこと無く、最初の目的地「風伝峠」に到着です。
風伝峠は熊野古道のひとつで、秋から冬にかけて「風伝おろし」と呼ばれる光景がみられます。
風伝おろしは紀伊山中で湧き上がった雲が、山並みの僅かな切れ目の風伝峠をとおって熊野灘へ大きな白い塊のまま斜面を駆け下りるように流れていく現象です。
この日は最高のコンディションだったようで、雲が流れ落ちる光景と朝日に光るクリゴルの素敵な写真がとれました。
途中山道を本当の風伝峠まで走りましたが(↑の写真の右端あたり)、あたりは真っ白で全く何も見えず退散。
丸山千枚田にも寄りましたが、ここも全くもって視界ゼロで写真を一枚も撮らずにR311に戻ります。
猪ノ口温泉への分岐をすぎ北山川沿いの快走路を走り、途中からR168へ入ると熊野本宮大社までは一本道です。
熊野本宮大社に着いたのは8時前、本宮をお参りしたあと大斎原の鳥居を目指して歩きます。大斎原は大洪水で流されるまえに本宮のあった場所です。
鳥居までは車一台が何とか通れる道がついていて、鳥居の下で旋回することができそうでした。
そんなわけで、安全祈願をかねてクリゴルを入れて一枚。いい記念になりました。
そろそろお腹がすいてきたのですが、参道のお店もまだ開店まえなのであきらめて十津川村に向かって北上します。
この地図は道の駅にあったのを撮影したのですが、かなりデフォルメされていて各ポイントの距離感が全くもって違います。
実際熊野本宮大社から奈良の五條市までは100kmほど山間の狭いくねくね道が続きます。
十津川村に入る頃には1.5車線ほどの道になります。基本交通量は少ないのですが、たまに工事のダンプなども走り、トンネルも車センターラインがなかったりするので注意が必要です。
紀伊半島の深い山と川の素敵な景色、紅葉はあと2〜3週間先のようです。
ようやく十津川村の道の駅で朝ごはんのありつけました。本当はお蕎麦が良かったんですが11時の開店までまだ時間があったので、道の駅内のカフェでモーニングのサンドイッチです。素敵な景色を眺めながら朝食を取ることが出来ました。
道の駅でさんまのお寿司をおみやげに買って、またまた山間の道をひたすら走り谷瀬の吊り橋に到着。
これまた日本一とのことで、平日の朝で誰もいませんでしたが、休日はバスで乗り付けるような名所のようで定員20人の吊り橋が渋滞するそうです。
ほどなく五條市に入り、そこからはところどころ渋滞に巻き込まれながら12時過ぎに無事帰宅。
2日間の走行距離は400kmほどでした。新名神経由なら片道300kmほどなので直線で紀伊半島を縦断するとかなり距離的には近いですね。
この道はこれから先何度も走ると思いますが、クリオRSゴルディーには最高の熊野路エキスプレスだと実感した2日間でした。