最近はもっぱらギターのことしか考えていない(もちろん仕事は別です)。
高校時代から持っているYAMAHAのセミアコ、1990年に買ったオベイション、そして去年の年末に買った中古のフェンダーUSAのストラト。
オベイションは半音下げチューニング専用にしていて、アコギの曲もセミアコでもストラトでも弾いちゃいます。
今はこの曲いいなと思ったら、youtubeとかでさっと検索してすぐに弾きだしたりできるのでストックとジャンルが広がっています。
でもって、今はこんなすごいのが出ていてこれまた時間を忘れてひいています。
BOSSのwaza airというヘッドホンタイプのギター・アンプ。
ギターにトランスミッターを差し込めば完全にワイヤレスで楽しめます。
iPhoneにつなげば、エフェクトも掛けられるので、いろんなトーンで楽しめるのもポイントです。
さて、ギターもずいぶん高くなっちゃって、平気で3桁万とかのも売ってます。
まあそこまで行かなくても、30万くらいは普通の感覚の世界です。
でもね、高いギターでも調整しなくちゃいい音でないんです。もちろん3万くらいのギターだと話にならないけど、ある程度の価格帯のものなら、調整で好みの音にもっていけます。
そして何より、テクニックというか弾き手しだいですよね。
ですから、ボクごときでは、ギター買うよりも中古のCDたくさん買っていろんな音を見つけたり、何度も同じ曲を聞いてアレンジを研究したり、こまめに弦交換して、弦高やピックアップの高さ調整してるとほんとたのしい。
コレクターなら良いギター買って自慢すればいいかもしれませんが、全然かっこよくない。
だってお金あればだれでも買えるんだから。
でも本当にきれいなピッキングで、いい音出してるなという時がたまにあるし、お上手ですねなんて言ってもらえたら最高に嬉しい。
あ、ピッキングはアコギもエレキも基本フィンガー・ピッキング、ストロークに変えました。
マーク・ノップラーの影響大ですが、50過ぎたオヤジがちょっとだけ自分の音がわかってきた感じです。
中古のストラトも2006年製で、新品だと当時25万くらいのプライスタグのギターですが、中古なら1/3程度で買えました。(これもクルマと一緒で中古は目利きが必要ですが、割安に買える)
でも、ネジをばらして、少しづつ手をいれて、本当にいい音で鳴ってくれます。
さて、この感覚、クルマも実は同じなんだなと今さらながら感じています。
僕のクルマの上限は300万円台(できれば以内)が目安でした。
空冷ポルシェもアルピナロードスターSも350万を少し切るくらいの価格でした(今では考えられないけどね)。
でもそこからポルシェは100万以上細かなところに手を入れていったし、ロードスターSは乗りまくってガソリンとオイルとタイヤにお金を突っ込みました。
その後ルノースポールを2台乗ったりしましたが、本当にいいクルマがわかるようになったのもこの2台の経験があったからかなと思います。
正直言うと、ポルシェはクルマのメンテのポイントをしっかり学んだけど、運転に関しては正直まだまだ楽しめるところまでは行かなかった。仕事でトラブルがあって、メンタル的に落ち込んでいた時、今はこのクルマは僕には向いていないなと思いました。
それで、ロードスターSに乗り換えました(他の人にはわからない感覚かも知れませんが)。
3.4LのNAエンジンを下から上まで楽しんで、早朝に兵庫や岐阜や滋賀の快走路を走り回った。
タイヤの4隅がしっかりと分かるクルマだった。
ハイスピードで、ハンドリングとアクセルワークでオープンロードを駆け抜けた。
都合3万㌔クルマを信じて、いつも(トルクバンドをはずさないように)アクセルを躊躇せず踏み込んだ。
今クルマに(スポーツカーに)興味をそそられないのは、やっぱりロードスターSを堪能したからだと思う。
随分前の話だが、クルマ仲間のポルシェケイマンRとシトロエンC3(4足ATの1.6)で新東名を走った時(なぜこの時C3だったか?は覚えていないが)「しろさん何乗っても速いね〜」と言われたのが嬉しかった。
何の話かわからなくなってきたけど、クルマもギターも同じ、どうやらボクはコレクターじゃないようだ。
ドライバーでありプレイヤーである。
これがどうやら自分らしさであり目指すところのようだ。
すこし時間に余裕ができたら、しっかりとしたマニュアル車をさがしてみようかな。
ポルシェも今ならしっかり乗りこなせる気がする。
クルマ解脱といいながら、たまにはこんな本も読んでみたりしている。
ギターを買うと教則本をみんな買ったりするけど、クルマ買っても教則本買う人ってまれですね。
上手くなるには、クルマの教則本も必要かなと思います。