エンジンが主張するクルマ

クルマはエンジンの存在が一番重要だとおもう。

昨日パンクしたアルピナロードスターSは保険会社のロードサービスで無事にディーラーに入庫することが出来ました。

7月のトゥインゴに続き、今年は2回もロードサービスを使うことになったのですが、さすがのT海上。

非常にスムーズにな対応で、電話をかけてから積載車が現場に到着するまでが、2回とも40分ほどでしたので非常に満足度が高いサービスです(もうこれ以上使いたくないけど)。

そんなわけで、おとなしく連休後半をワンコと過ごしていますが、今日は溜まってた自動車雑誌を一気に処分しました。

本棚の結構なスペースを占拠していたクルマの本ですが、結局これだけは捨てられずに残しました。

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というのも、最近もう新しいクルマが発表されてもあまり興味がなく、最近では自動車雑誌も買わなくなりました。

NAVI Carsだけは当初面白いなと思って読んでましたが(もう一度クルマと暮らそうがキャッチコピーだった)最近では企画もいまひとつで、本としての出来もいまひとつだと思います。

さてさて話は変わって、昨日クルマ好きの友達とチャットをしていて、クルマとエンジンの話になりました。

その方は最新の直噴ターボのハイパフォーマンスエンジンのクルマにのっているのですが、ボンネットを開ける気がしないと嘆いていました。

じっさい最近のクルマはパフォーマンスはすごいものがあると思うけど、音やエンジンそのものの存在感がだんだん薄味になってきているように思います。

つい最近もポルシェ911がNAからダウンサイジング(といっても3Lですが)ターボとなった話がありましたが、世の中の流れはまちがいなく高効率、低燃費に向かっているのは間違いないでしょう。

もちろんターボが嫌いなわけでもなんでもないのですが、クルマにとって(少なくとも内燃機関のクルマ)エンジンがそのクルマの存在というかキャラクターを際立たせる大きな要素だと思うので、いろいろと気になります。

思い返すと、数年前に乗っていたE90後期のBMW335iは本当にいいクルマで(エンジンは後期のシングルターボではなく前期のツインターボでした)したが、そういえばエンジンルームを見る機会は本当に少なかったように思います。

もちろんエンジンオイルのレベルもディップゲージで見る必要もないのですが、なんとなくエンジンルームを開けても心躍るような感じがしませんでした。エンジンルームにプラスチックが多いのです。

その前のBMW130iはエンジンの存在が335i以上にあったので、わりとマメにエンジンルームを開けていたように思います。

エンジンの高性能化とは別に、エンジンそのものはプラスチックのカバーでおおわれてほとんど見えないのが今のクルマで、エンジンそのものがだんだん無機質になっているような気がするのが、個人的にいまひとつ新しいクルマに興味がわかない理由のひとつです。

じつはスポーツカーの代名詞のポルシェもボクスターやケイマンは全くエンジンが見えず、911も997の後期からはしつかりとカバーに隠れています。

そういう意味では996くらいの水冷初期のポルシェのほうがエンジのの存在感は大きいと思います。

空冷となると、補機類もむき出しで、以前乗っていた964は毎回乗るたびにエンジンルームを開けていろいろとチェックしていました。

そのせいもあってか、写真を見るとほんとピカピカでプラスチック類のホコリもありません。

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アルピナロードスターSはたまにしかエンジンルームを開けませんが、それでも毎月油脂や各部のチェックをしています。

ちなみに長いボンネットいっぱいに鎮座する直6エンジンは、控えめなブラスチックのカバーを外してもとても見栄えがすると思います。

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そして古典的なルノー・スポール2台。

トゥインゴは金属比が高し。専用エアクリーナーBOXに誇らしげにRENAULT SPORTと入っていて、いい音がします。

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クリオRSもしっかりとエンジの存在感があります。これまた吸気の取り回しが凝ってて、踏み込むといい音がします。

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アルピナとルノー・スポールのエンジンはお国は違えどいずれもチューニング手法が似ていて、専用の吸気系と、タコ足+専用マフラー、そして専用ヘッドと専用ピストンというメカニカルな部分に手がはいっています。

まあ、エンジンだけで話のネタにつきません(興味の無いひとはまったくもってシラーっとしますが)し、実際にお金がかかっているとと思います。。

それが現在のターボだと、メカニカルな手法ではなくROMのチューンによって数十馬力もパワーを稼いでいることが多いようです。

そんなわけでもうこのクルマでの次はEVでいいかなと思う次第です。

そうはいいつつ、残した数冊の本はすべて古いポルシェに通じるものばかり。

もう一度手にいれることができるかどうかはわかりませんが、いつかそういう日のために大切にとっておこうと思います。

環境にはやさしくない古いポルシェとEVでカーボン・オフセットというのが趣味のクルマ生活の理想かな。

 


4 コメント
  1. 2015年9月23日
  2. 2015年9月23日
  3. 2015年9月27日
  4. 2015年9月27日

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