天気が悪く時間を持て余した3連休、久しぶりに本棚から911のバイブルを引っ張りだしてみた。
Porsche 911 Storyは964カレラ4カブリオレを所有している時にプレゼントされた本で、ポルシェを手放した今でも本棚に大切に保管している。
サブタイトルに「901から997まで!」とあるように最新の991以外のポルシェについて(空冷はもちろん水冷に関しても)詳細にまとまられている。
目次を見ると540ページ以上、厚さにして4cm近い立派な本で、前半が空冷について、そして後半が水冷について書かれていて1963年からスタートしたポルシェ911についての貴重なデーターベース。
また、市販モデルだけではなくレースモデルやスペシャルモデルについても記述されてる。
主な内容はエンジン・ボディ・サスペンション・そして各モデルの詳細についてでこれを読めば最新のポルシェ以外の情報はすべて手に入れることができる。
残念ながら著者のポール・フレール氏は2008年に他界されたためこのバージョン(2009年版)が最終となるだろう。
特にエンジンに関しての記述は膨大で、空冷最終の3.6Lエンジン(M64型)だけでも964から993への変遷、そして3.8Lに続くストーリーが開発秘話とともに詳細なイラストで示されている(このイラストは993のM6405というバリオラムでないエンジン)。
最新のポルシェは確かに素晴らしいクルマだと思うが、メカニカルな面ではやはり空冷エンジンの精緻さにはかなわないと個人的に思う。
ふと時間があったので3連休にこの本を読んで、改めてポルシェのスポーツカーとしてのすごさに感動しました。
ポルシェ(最新ではない911)というクルマに興味をもったらぜひ一読いただきたい本です。
4 コメント
こんばんは~。
ファイナルエディション、ボクも愛読の1冊です。
この本を本棚から手に取った心境は如何に(笑)
気持ちを喚起、それともクールダウン?
考えるだけで盛り上がれる車はそんなにないですね。
(煽ってないですからね、お間違えなく(笑))
こんばんは〜
いえいえ、冒頭のとおり雨の三連休の暇つぶしです(笑)
こうして見ると外観同様964までが空冷で、993は水冷化への進化途中というのが理解できました。
なんのこっちゃ(爆)
そういえば、この頃CGにかじりつて読んでいたなぁ
DOHC化・ヘッドのみ水冷化 面白い時代でした。
クルマ本体は買えないので、本だけでも買ってみるかな
私、Boxsterストーリーのほう買います
SIROさんは「本体」をどうぞ(笑)
マニアックな本ですが、ポルシェの真髄に触れることができるのではないでしょうか。
Boxter版あるんですね。ぜひご愛読くださいませ。