ルノーメガーヌRSに試乗した翌々日、ルノー・スポールの手がけたトゥインゴRSに試乗しました。
トゥインゴはルノーの一番小さいクルマでAセグメントの実用車、それをルノー・スポールがチューニングをしてトゥインゴRSというモデルを作った。
エンジンは1600ccのNAで実用車カングーに使われているK4Mというロングストロークのエンジンにルノー・スポールがヘッドと吸排気をチューニングしたものだ。
これはボクのアルピナロードスターSに積まれているエンジンのチューニング手法と非常によく似たオーソドックスなメーカーチューンと言える。
そのエンジンはわずか134馬力だけどそのピークパワーが6750回転で発生するというなかかななもの、アルピナロードスターSの最高出力が6300回転、そしてボクスターが6400回転なのでNAの代表的なスポーツエンジンと比べても回して楽しいというのがスペックからも想像できる。
そんなわけで、ボクとよく話す人にはこのクルマがかなり気になっていると以前から話していた(だれもあまりピント来なかったみたいだが)。
そしてそのトゥインゴRSのゴルディーニバージョンの最終モデルを近くのマニアックなショップで見つけた。
店内はルノーのV6ミッドシップ、フォードフォーカスのRSというWRCでチャンピオンなったモデルやミニクーパーのJCWのGPなどが並んでいて、すべてマニュアルトランスミッションというこだわりよう。
そしてこちらが気になったトゥインゴ・ゴルディーニRSのPhase2、お店の一番奥にこっそり押し込まれていた。
ゴルディーニのイメージのブルーではなくホワイトにグレーのレーシングストライプの上品な色合い。
そして内装もレザーを上品にあしらえていて、子供っぽさは皆無だった(この点ではメガーヌRSと違いフランス車のセンスが生きている)。
第一印象はとてもよかった。
そのあとPhase1のトゥインゴ・ゴルディーニRSが箕面にあるのを見つけて見に行ってきた。
こちらは西宮の白色ではなく名車ゴルディーニR8のイメージ通りのブルーにホワイトのストライプだ。
大手の中古車販売チェーンだったが非常に応対もよく、雨にもかかわらず「乗ってみますか」とありがたいオファーを受けて遠慮なく試乗をさせてもらった。
トゥインゴRS(ややこしいがゴルディーニでないやつもある)には2種類のシャーシセッティングがある。
ひとつはシャーシカップと呼ばれるハードなセッティング(サーキットを走ることを前提としている)、そしてもう一つがシャーシ・スポールと呼ばれる街乗りにも対応できるしなやかなセッティング。
ゴルディーニバージョンはPhase1,2とも後者のシャーシ・スポールを採用していて、このあたりもなんとなくアルピナのチューニング方向と通じるものを感じる。
そんなわけで小雨の中、助手席にセールス担当を乗せてR171へ飛び出した。
5速のマニュアルトランスミッションはローギアードのクロスレシオで、2速3速の加速はなかなかのものだ。
6500回転で点灯するシフトアップインディケーターの音を聞きながら遠慮無くエンジンを回させてもらった。
ハンドリング、乗り味とも絶妙で17インチの大きな薄っぺらいタイヤ(これもアルピナに通じるものがある)にも関わらずフランス車らしい粘りのある足回りをたのしめた。
そしてやっぱりエンジンがいいのである。
NAならではの吸気音とメカニカルノイズ、そして4000回転以上を意識的にキープできるマニュアルトランスミッション。
トゥインゴ・ゴルディーニRSにはボクの好みが凝縮されていた。
ムムッ!
小さく凝縮されたALPINA
なるほど、アルピーヌではなくゴルディーニ(笑)
センスが光るクルマです!
さて、どうなるのやら!?(笑)
なんとなくこのクルマ気になってたんですが、こうして試乗してみてアルピナとよく似たチューニング手法なんだなと思いました。
あと小さなサイズというのは魅力ですね。
こんばんは~。
余裕のブログアップ(笑)
そういえば、この車の話をまったりカフェで聞いたなと思い返してました。
このサイズでリアシートがしっかり作ってあって、乗り手も同乗者も楽しめて犠牲にしない。
フランス車恐るべし。
こんばんは〜
一週間前です(笑)
クリスマスとお正月と完走記念・・・果たして完走できるのか(爆)
フランス車はもう一台の足車のあまりの出来の良さ(基本性能)にずいぶん印象が変わりました。
多分これを経由してないとルノーなんて見に行きませんでしたね(笑)
ドイツ車も恐るべし(笑)
こんばんは~
このクルマって、どこかで見たようなフロントフェイスだと思ったら、
GONさんの屋根有り版ですね。
記事をお読みしていて、昨年所有していた
カローラランクス(6MT)のことを思い出したりしました。
7600回転で190馬力を出すヤマハ製のかなり個性的なNAエンジンを
積んでいましたが、自分にはどうにもNGでした。
このようなクルマを体験していたのであれば、
私の今のクルマ嗜好も変わっていたのかもしれません(苦笑)。
おはようございます!
>GONさんの屋根有り版ですね。
笑 仕掛けたつもりなかったんですが、GONさん気になったみたいですね。
MT車はエンジンだけでもダメで、ミッションのギア比が大切だと思います。
BMW(アルピナも含めて)はこの辺がダメです。2速が低すぎて3速と離れすぎで今ひとつなんです。その点ポルシェはギア比が絶妙にイイ。
TWINGO RSはエンジン特性とローギアードなクロスレシオがよく合っていてさすがフランス車はMT造りがウマイなと思いました。
NDのMT試乗の際にはご参考に〜