南大東島への旅 出港編

南大東島への旅、初日は飛行機で那覇に向かい15時間の船旅だ。

12時過ぎに予定通り那覇空港に降り立つた。船の出港は17時だがその前に乗船券の購入を行わなければならない。

今回は通常の泊港からの出港ではなく、那覇新港からの出港と発券と出港場所が異なる。

まずはゆいレールとタクシーを使って泊港に向かい、大東汽船の事務所で乗船券を購入した。

どうやら台風が発生(かなり遠くのようだが)して、青空とは裏腹に海の上はちょっと荒れているらしい。

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那覇から南大東島までの運賃は往復で10830円也。片道400kmの航路としてはかなりお手頃な値段だ。

ちなみに飛行機だと片道25000円、往復割引でも40000円とかなり高価、今回船を選んだのはこの価格差も大きい。

今回乗る「だいとう」の模型が事務所にあった。2012年に就航したばかりの最新の船で、スタビライザーが付いているので横揺れには強いらしいが、いかんせん外海なのでこの小ささなのでピッチングは覚悟したほうがよさそう。

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無事に発券が終わり、泊港から那覇新港にタクシーで移動。事前にネットで調べたら港の近くに那覇で人気の洋食屋があったので、予定通り乗船前の腹ごしらえ。

港町食堂はハンバーグやビーフシチューが評判の洋食屋さん。港湾の施設を改装したみたいで入口がわかりづらい。

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港町食堂に着いたのはすでに15時前だったので、目的のハンバーグは売り切れでサーロインステーキとビールを注文。

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沖縄1杯目のオリーンビールが美味い!ステーキもガーリックをしっかり焦がして塩コショウと、少し赤ワインをふっただけのシンプルな味付けながら実にうまかった。

大満足のお代は1800円也。

その後乗船までの間待合室で時間を潰すが、心配になるくらい閑散としている(リアルな状況です)。

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16時の乗船時刻になって、船に向かって移動。那覇ではこのように通常のタラップから乗船するが、大東島では名物の下船となる。

だいとう

船内はとても清潔で、トイレもウォシュレットがついていてすごく綺麗だった。

だいとう 船内

この船は1等、2等とかの区分けがなくすべて寝台付きのスペースが各人に与えられる。

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定刻より少し早く出港し、いよいよ15時間の船旅が始まる。残念ながら厚い雲のおおわれて、洋上からのサンセットは見れずだった。

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その代わりに、早朝タイミングよく目が覚めて船上から太平洋にのぼる朝日を見ることができた。

少し雲がかかっていたけど、船旅を選んでよかったと思う素敵な光景だった。

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定刻より早く7時前に南大東島に到着。この島の周囲は水深2000mを超え(深いところは4000m)、まさに絶海の孤島である。

あとで聞いた話だが、南大東島は大きなカルデラで高い山もなく、台風の時には島全体が波に覆われるとのことだった。

海の碧さが印象的だった。

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さていよいよ南大東島に上陸だ。南大東島は周囲が切り立った崖でどこにも船をつけることができないので、荷物の積み下ろしはもちろん、人間もクレーンで吊り下げられて上陸することになる。

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乗船の様子を記念に動画にとってみた。

こうして前日の朝9時前から22時間ほどかけてようやくボクは南大東島に降り立った。

すでにここまでの道のりも単なる移動ではなく、十分に旅の醍醐味をあじわうことができた。

島での滞在時間は30時間ほど、何かが変わりそうな予感がした。

島での滞在編につづく・・・


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