エンプティネストのクルマ選び

子育てが終わった夫婦のことを、巣立ったあとの空の巣からエンプティネスト(エンプティ・ネスト)と呼ぶらしい。

以前オープンカーライフの方で書いた記事ですが、ちょっと加筆してみました。

仕事がらこういうワードには敏感なんですが、まさしくエンプティネストどまんなかの50代の自分にとって色々と考えることが多いことばです。

エンプティネストの意味としては子供が巣立っていって、そのあとの喪失感から女性が陥る病気のことをさすことが多いらしいですが、今回は子育ての終わった夫婦とその世代というニュアンスです。

マンションを購入する時に、3LDKだと子供2人の4人家族だと部屋が足りないねと言った時に営業マンがこんなトークをしたのを思い出します。

「ご夫婦とお子さんが一人の時は寝室と子供部屋として洋室を使い、次のお子さんができたら寝室も子供部屋にして夫婦は和室で寝ます。そしてその後子供さんが巣立っていったら寝室で寝て子供部屋は書斎として使います。これが3LDKの考え方です。」

まあ、わが家はまさしくこの時のイメージどおりの展開で、今では広いリビングでほとんどの時間をすごして、子供部屋はボクの書斎というか仕事部屋になってます。

そんなわけで、住宅はエンプティネストな生活まっしぐらですが、クルマにも十分あてはまりそうです。

20代で結婚した時(独身時代)は2ドアのMTのスポーツタイプ、そして結婚してしばらくしてからFFの4ドアAT(日産プリメーラでしたがいいクルマでした)、30代の子供の成長期にはステーションワゴンでキャンプ三昧。

40代になって子供が高校に入る頃には、ほとんど家族で出かけることもなくなってちょっと見栄えのいいドイツ車のセダン。

大枚はたいて買った真っ赤なボルボのステーションワゴンは、9年も乗って家族にとって一番思い出のあるクルマでした。

さて、本題のエンプティネストのクルマ選びですが、やはりパーソナルなクルマで生活感のあまりない感じがオシャレだと思います。

2ドアでオープンカーなんてのを一生に一度乗るとしたら、やっぱり子育てが終わって時間に余裕のできて元気なうちがいいかなと思います(もちろん元気なうちに)。

高級車でなくても、夫婦ふたりでオープンカーに乗っているのは、なかなか絵になります。

そんなエンプティネストなオススメのオープンカーですが、ボクは一足はやく40代に乗ってしまいました。

2台モチという裏ワザです。住宅なら別荘とかアトリエって感じでしょうか。

そんなわけで、エンプティネスト世代にはぜひオープンカーに乗って欲しいと思います(4座でもOK)。

乗り心地のいい高級車に乗るのもいいと思いますが、シニアというもう少し上の世代になってからでも十分です。(もちろんシニアでオープンなんてのもカッコイイです)

ただ、エンプティネスト世代になって、子供以外に考えなければならないことが出てきました。

それは親の介護という問題です。

以前は実家に帰る際も2座のクルマで行って、実家のクルマで行動すればよかったのですが、父がクルマをおりたので、最近は帰省の際も最低3人乗れるクルマが必要となりました。

一応最低3人乗れて、それでも一つだけこだわったのが屋根が開くというクルマ。

そんなわけで、はたしてオープンカーと呼ぶのは正しいかどうかわかりませんがDS3カブリオとなりました。

これだとオープンカー嫌い?のカノジョもふしぎと屋根空きを楽しんでいるようです。

 

 

 


コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください