菊一文字 ペティナイフ

日本鋼のペティナイフを菊一文字で購入しました。

ボクは結構台所に立って、自分で食べたいものは自分で作ったりします。

といっても大したものではなく、刺し身を切ったり、ちょっとしたお酒のアテのような料理をありあわせの材料で作るというようなものです。

三重に引っ越してきてから、肉も魚も野菜もふんだんに手に入るのでその頻度も上がり、ちょっといい包丁が欲しいなと思っていました。

でも包丁選びって難しいんですよね。。。

そもそもそんなに買い換えるものではないので、なかなか悩んで決断ができません。

ただ、ある程度好みはしぼられてきて

・ヘンケルや海外の包丁(ナイフか?)はダメ。

・サイズ的にはペティナイフがボクの料理には一番使いやすそう。

・少し高くてもかなりの期間長く使えるもの・

というのが条件というか、購入を決めるモノサシでした。

それでもホームセンターなどで見ると、貝印の関の孫六シリーズだけでもかなりの種類があって、なかなか手にとってフィーリングを確認することができずにきめかねていました。

そんなこんなしているうちに3ヶ月位は経ってしまったのですが、先日伊勢の菊一文字さんで日本鋼のペティナイフをようやく購入しました。

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日本鋼の包丁はどうしても錆を避けられないので、ステンレスにしようかと思っていましたが、この包丁を手にとったらいいもの感が半端ではなく即決してしまいました。

菊一文字さんには古式鍛造というのが一番上の鋼のようですが、ペティナイフには古式鍛造という名前のものがなく日本鋼のものはサイズ違いで2種類だけです。

購入したのは大のほうですが、握った時の絶妙な重さのバランスでボクの手にとても馴染みました。

ちなみに菊一文字というのは新選組の沖田総司が使っていたと言われる名刀の流れを組む刀鍛冶の一派のようですが、店主いわく蕎麦屋で更科という名前が全国にあるようなものですねということでした(ちょっと謙遜でしょうか)。

さて、このペティナイフですが本刃付けをしているので、もちろんそのまま使えるのですが少し使ってみて自分の好みにあうように少し刃を研いでみました。

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まあそもそもよく切れるのですが、ちょっとだけフィーリングを上げるような作業です。

砥石は貝印 コンビ砥石セット。1000番の砥石と仕上げ用の砥石が合わさっていて、とても使いやすいです。

作業的には果物の皮などをむきやすいように刃の根元付近を少ししっかりと刃付けし、刃先のほうもシャープにしています。

さてさて、そんなこんなでたどり着いた日本鋼のペティナイフですが、なんとも言えないすばらしいフィーリングです。

トマトを切ってよく切れる包丁とダメな包丁の差を示すようなデモンストレーションがありますが、よく切れるのは当たり前ですが、切り込んだ時の食材からの反発がかなり微妙なところまで感じる事ができるのです。

切れない包丁を使うと怪我をすると言われますが、こういう良い物感はとても大切だと思います。

クルマのMT車のシフトフィーリングなんてのも同じような感じですね。

あ、またクルマの話になってしまいそうでアブナイ〜

いずれにしろ長く使って、どんどん好みに仕上がっていきそうな予感です。


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