AUDI S1スポーツバック

現行アウディで最も気になるクルマS1に乗ってきました。

先日ポロとゴルフのマニュアルトランスミッション導入の発表があったが、このクラスのドイツ車として以前から気になっていたAUDI S1に試乗した。

そもそもディーラーには試乗車がなく、今オーダーしても半年くらい待つといわれているS1、神戸の外車専門の中古車店に距離4000kmほどの中古車をみつけた。

S1は2013年に333台だけ限定生産されたA1 quattroの市販バージョン。

A1 quattroはVWのPOLOをベースとしたBセグメントのAUDI A1に256馬力を発する2Lターボのエンジンを詰め込んで、FFを4WD化したメーカーチューンのマシーン。

リアサスも4WD化に伴いトーションビームからマルチリンク化したという気合の入り用である。

さて今回試乗した市販モデルのS1は出力が231馬力にデチューンされているが、1.3tほどのボディーには十分すぎるほどのスペック。しかも6MTのみというのが個人的にはとても興味を引く。

そんなわけで、お天気の良かった日曜日の昼下がりにアルピナロードスターSを引っ張りだして行ってきました。

S1には3ドアと5ドアのスポーツバックの2種類があり、今回乗ったのは5ドアのスポーツバック。

車重ば20kmほど重いが全長も同じ。色はブラックだが買うならやっぱり白かな。

S1クアトロ

さてさてこのクルマ、なんといってもエンジンがすごい。

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2Lのターボなので、VWならゴルフGTI、AUDIならS3と同じだが、これら2つが純粋な直噴エンジンに対してS1のエンジンはかなり凝った物となっいてる。

直噴エンジンはポート噴射に比べて高圧縮比が可能で、高効率(高負荷時のハイパワー)と低燃費が特徴、そしてターボとの相性がいいのでNAよりも小排気量ターボで燃費効率を追求するのが個人的にはいいと思う。

しかしながらデメリットもあり、構造上どうしても煤が溜まりやすく、アイドリングが長いような日本の使い方ではエンジンの性能劣化が起こりやすいとうこと(実際三菱などは直噴撤退している)。

そんな直噴のメリットとデメリットを十分活かし、旧来からのポート噴射エンジンの2つの特徴を組み合わせたのがS1のエンジンで、始動時と高回転域では直噴で、その間のほとんどはポート噴射で行うというハイブリッドなやつだ。

色んな意味で興味のつきない(何よりサイズが好みだ)S1に、距離にして20km以上、時間にして1時間ほど思う存分試乗させてもらったのはとてもいい経験になった。

まず最初に走りだして、クラッチの軽さに驚く。My トゥインゴゴルディーニRSと比べても軽く、この前乗ったNDロードスターくらいの軽さだ。

そして、十分なトルクと、ごく浅いつながりであっけないほど簡単にスタートできる。

そのエンジンをコントロールするのが6速のマニュアルトランスミッションだが、正直これは普通かな?と言うフィーリングだった。

シフトトラベルも長く、231馬力のハイパワー四駆を扱っているという感じはなく、とにかく普通のクルマに乗っているという印象だった。

まずは国道2号線を東に向かい街乗りの印象だが乗り心地は全くハードではない。雑誌などのレビューを見るとギリギリ許容できる固さとのことだったが、全くもって気にならないレベルだった。

そして浜手バイパスから六甲アイランドに向かい、六甲アイランド大橋でS1のガスペダルを思いっきり踏み込ませてもらった。

さすがに0-100kmが5.9秒というだけあり、またショートホイールベースということもあり軽々となかなかスリリングに加速する。

エンジン音もいまどきのマフラーだけの音ではなく、しっかりとエンジンの音が聞こえメカノイズがなかなかいい感じである。

ただ惜しいのはレッドゾーンが6400回転とスポーツエンジンにしては低いこと。あとひと踏み、せめて7000まであると俄然面白いのだが。。。

次にハンドリングだが、ステアリングフィール。。。。残念ながらこれはインフィメーションが全く不足している。

機械じかけが優秀で曲がるけど・・・後ろは踏ん張るがフロントはもう少しなんとかならないかな??というくらいでファンな印象ではなかった。

そしてちょっとブレーキは役不足な感じで、全般にエンジンの出来に対してまだシャーシの詰めが追い付いていないかなと感じた。

前回ゴルフGTIよりPOLO GTIのほうが良さそうと書いたが、どうやらこの分だとゴルフの6MTが一番よいかもしれない。

さてさて、十分な距離と時間をかけて試乗した後、同乗したセールスの方に運転を褒めてもらい(笑)、このクルマについての率直な意見を交換した。

彼も六甲山をS1で走り回って近い印象をもったようだが、ひとことでいうとちょっと中途半端な仕上がりだということ。

A1 quattroに比べてだいぶマイルドな仕上がりかも知れないねということになり、このあとのRS(あくまで推測)でガチンコモデルに期待しましょうということになった。

ただこの価格でこの内容は素晴らしく、必要十分以上のパフォーマンスのクルマであることは間違いないと思う。

むかしなつかしのホットハッチを現代風にアレンジしたクルマ、そしていろんな意味でAUDIらいしさを感じるクルマとしてまとめておこうと思う。

 


2 コメント
  1. 2015年6月16日
  2. 2015年6月16日

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