飛騨古川で立ち寄ったFab Cafe hidaは木の香りのすてきなCafeでした。
先日のツーリング・トリップで立ち寄った飛騨古川の古い街並の中にFab Cafe HIDAはありました。
店内は、飛騨の木材を使って飛騨産業さんが作った家具で統一されていています。
一つ一つの家具が、生産工程の途中を見せるような形でフィニッシュ加工をしていないので、木の香りが店内にあふれていました。
働いている方も都会っぽくて、店内には3Dプリンターがありいろんなグッズも作っていました。
そんなわけで、ちょっと興味がわいてきてスタッフの女の子に話を聞いてみました。
Fab Cafe hidaは飛騨市が出資した第三セクターの会社で、社名も「飛騨の森でクマは踊る」という個性的なもの。
林業の抱える国内需要の減少と、後継者不足の問題に取り組むために立ち上げた会社のようだ。
「森林や飛騨の匠の技を活かし、クリエイティブの力で地域産業創出を目指す」ことをミッションに掲げる。飛騨市の面積の93％は森林であり、ここから「組木」をはじめとした木造建築や木材加工の優れた伝統技術が生まれた。しかし、国産材の市場縮小や後継者不足など、林業の抱える課題は深刻だ。
ボクが今年の３月まで携わっていた三重県熊野の林業の活性化プロジェクトは、森林をエネルギーへ活用するというアプローチだったけど、こちらのほうが確実に巻き込む人の数は多そうだし、若い方の参加も期待できそうです。
宿泊施設も兼ねていて、こちらは森林体験のプログラムと合わせてのようで、こちらも若者に受けそうなアプローチです。
第三セクターというと道の駅とか、補助金目当てのものも多いけど、若い人のアイデアを盛り込んでなかなか素敵だと思いました。
このプロジェクトがうまくいくように、と応援したくなるCafeでした。
岐阜県飛騨市 古川町弐之町６番１７号
0577-57-7686
平日 11:30 am – 6:30 pm（水曜定休）
土日 10:00 am – 5:00 pm
