先週の日曜日、おでかけしようとC5をスタートさせて、信号待ちからアクセルを踏み込んだ途端にタコメーターの針が大きく脈打った。あちゃ〜とうとう来たかな。
C5のセンターメーターには Anti-Pollution System Faultyの表示がでました。
ハザードランプをつけて、ゆっくりと広い路肩に停車し、エンジンオフ。
一呼吸おいてエンジンを始動しましたが、すぐにエンジンのFAULTサインが点灯しました。
再度、エンジンオフ、そしてオン。さっきよりはアイドリングは落ち着いた動きでしたが、やっぱり気になってお出かけは中止となりました。
そして、戻ってエンジンルームを開けて、まずはBMWミニ、とPSA(プジョーシトロエン)の共同開発の1.6L直噴ターボエンジンのトラブルシューティングの定石とおりイグニッションコイルを引き出してみました。
整備記録でも高圧ポンプの交換記録はあるが、イグニッションコイルの交換記録はない。
とすると、14万㌔オーバー未交換かも知れない。
一応4気筒すべてのイグニッションコイルを抜いて、入れ替えながらエンジンを何度か始動し、かなり落ち着いたので一旦その日の作業は終了。
そして、AmazonにてOEMのPSA用イグニッションコイルを注文しました。
BOSCHもあったけど、金額やレビューをみてHELLAのコイルを発注。4本とも交換です。
注文したのは、HELLA製 BMW MINI PSA 純正OEM イグニッションコイル 12137575010 597091。
一本3760円と純正のほぼ半額でした。
そして嬉しい事に、日曜の夕方に注文して翌日には到着しました。
新旧のイグニッションコイルの比較。外見はあまり判断材料にはならないけど、コイルの筒の部分の外装が劣化していますね。
そしてなにより先端のゴム部分はこんな感じでした。
ここがプラグと接続する部分ですが、かなりゴムが傷んでいました。
C5はV6が入るエンジンルームにコンパクトな1.6Lを放り込んでいるので、熱周りはかなり有利なはずで、14万㌔はよく持った方ですね。
これがミニとかだと3万㌔くらいでアウトになることもあるようです。
昔空冷ポルシェに乗ってた時は、走ったあとは少しエンジンフードを開けて熱を逃したりしていましたが、今の車も最大の敵は熱かも知れませんね。
そんなわけで、さくっと交換したあとのエンジンですが、回転がかなり安定してアイドリング振動が激減しました。
そして今日はドライブに出かけましたが、思わずニンマリというくらいフィーリングが改善しました。
クルマ趣味はずいぶん落ち着いたけど、これまでの授業料がこういう時に役立ちますね。
そして、やっぱりクルマ好きなんだなとあらためて実感した今回のトラブル対応でした。
ちなみに交換時のオドメーターは141536kmでした。